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「TOP☆STARを丸裸に!」 可憐=斬を丸裸!
「TOP☆STARを丸裸に!」企画!
以前にTOP☆STARへの質問をTwitterにて募集いたしましたところ、
たくさんの質問をいただくことができました!
質問していただいたみなさま、ご協力ありがとうございました!
  →【TOP☆STARを丸裸に!〜TOP☆STARへの質問募集〜】


さぁさぁTOP☆STARを丸裸にしちゃいましょう!
どんな質問がくるかな〜。
2日目の今日は、可憐=斬です!






◆斬くんの頭の上のバッテンはなんですか?


 これはXジェンダーのXを表しています。私は前にこんな話をどこかで聞きました。
 「(あるパレードに参加するある団体における文脈で)パレードではXジェンダーや性別がどちらでもないことが分かるドレスコードにしましょう」。性別がどちらでもない、つまり、男性か女性かいずれかでないことが分かるドレスコードはあるのでしょうか?それを要請することはそこに関わる人にとって一体どのような意味になってくるのでしょうか?
 私はそういったこと諸々について考え、あるドレスコードを求めることがいかに不可能か、それは私たちが共通して解釈している何かしらの記号によってのみでしか表現できないのではないか、それを求めようとすると次に何が起こるのか、を体現するために、このXのティアラを作りました。分かる人にはX(エックス)だと分かるのですが、分からない人や、状況や文脈によっては×(バツ)に見えてきます。ドレスコードも同じですよね。
 一方、このティアラは以前にそのパレードでXの知人たちに使ってもらい、「私のX、あなたのX」の試み、つまり、「あなたの記号(X)でもあるし、わたしの記号(X)でもある、そこに込めた意味やそこに見た意味は違うよね」、という試みをおこなってみました。やってみただけですが、いろいろ考えることができそうですよね。



◆可憐さんの名前の由来を訊きたいです。あと、斬さんは何を斬っているのですか?


 「可憐」という名前はご存知の方がいると思いますが、鈴木由美子さんのコミック「おそるべしっっ!!!音無可憐さん」の可憐です。私が小学生のころ、以前にMTF「だった」とき、改名するならこの名前が良いと、気に入った名前が「可憐」です。
 一方、「斬」という名前はもともとネットで使っていた名前がキリトで、そこから(セクシュアルマイノリティにかかわらずの)内輪のコミュニティのネットの掲示板で、漢字一字のハンドルネームが流行っていたところに合わせ、そのときに「斬(ザン)」としました。私が以前にゲイ「だった」ときからよく使ってきた名前です。
 斬くんはよく家ではキャベツやケーキを斬っていますが、ネットではジェンダーやセクシュアリティの差別や偏見、あるいは「ムカツいたこと」を見かけたときに斬り込んでいると思います。



◆関パレのどんなところが一番好きですか


 いかにオープンな活動でいられるか、いかに関わっている人が平等にやっていけるか、そういった運営のあり方を議論し続けてきたあり方が好きです。この実践はなかなかできないと思います。



◆パレードに参加できなかった人に次回来たくなる一言を!


 「\おいでませ御堂筋/」



◆忘れられない関パレのエピソードを教えてください!


 最も印象的で、今年もいつまでもその場面が来ることを待ち望み、求めているのが、「バルーンリリース」です。パレードの最中に風船をずっと持っていき、最後に着いた公園で空へ向けて飛ばすのですが、あれは心がグッときます。
 例えば、私がそこで感じたのは、「私たちが持っていた(社会に対する)思いや希望や祈りや願いが、私だけが持っている物という存在から離れて(空へ飛んでいき)、届く限りにその存在が知れ渡っていく」という「風船――思念」のメタファーです。あれはとても感動的でした。



◆TOP☆STARへと一歩踏み出した勇気の源は ?


 私はTOP☆STARをやろうと思った時点で「勇気があるかないか」とは異なりました。「関パレへコミットしたい!」という「やりたい強い思い」のみだったのです。
 最初のきっかけを振り返ってみます。私はTwitterで、昨年の関パレのブログ担当をしていたえいじさんが、今年の実行委員会のお知らせについてのtweetをしていたのを見かけました。昨年の素敵な思い出が蘇りながら、ぜひ関パレの実行委員会に参加したいと思ったと記憶しています。
 一方、昨年にTOP☆STARをやっていたげんやくんやすばるさんともともと私は知り合いだったのですが、パレードでの二人の活躍や、その後のそれぞれの活躍を見ていて、「格好いい」と思ったこともあるように思います。「格好いい二人みたいにTOP☆STARとして輝きたい!」といった気持ちでした。また、関パレのあり方や評判を様々な人から聞いて、関わりたい気持ちが出てきたとも思います。
 このように、何か決め手となる思いによって踏み出す、というよりも、様々な人との繋がりや「好きだからやる、パッション」だったのではないかな、と今では思います。好きでなければ毎週のように自宅の徳島と実行委員会の大阪を行き来しませんよね(ここは笑うところだと思います)。のめり込むタイプですね。



◆最近、ぶつかった『壁』はありますか?


 アイデンティティについても社会活動(というよりも運動?)も日常生活も、文句を言っていけばいいので壁とは思っていないのですが、関パレに関わっていてひとつだけありました。それが、私のキャパシティです。
 私は徳島で臨床心理学の大学院生をやっているのですが、研究や講義はそれそのものひとつへ集中していれば良いものでした。もちろん、様々に視点を変えてみることはするのですが。ところが、関パレで活動したり、徳島のコミュニティの「SAG徳島」で活動したりしていると、どうしても、そのような様々な次元で生きる存在として、時間と体が足りなくなります。でも私はそれでもなんとかしてこなしたいんですね。
 例えば、大阪で関パレの作業や打ち合わせをしたり、広島でシンポジウムに参加したり、京都でコミュニティの活動報告をしたり、徳島で講演をしたりなどなど…。そうすると、どういうことが起こるかというと、一度に3つの作業をやることを試してみたり、まったく異なる内容へ頭の思考を素早く転換させたりなど、思考として技術が必要なものになってくるのです。さらにそこから、思考のマネージメントの必要性が見えてきました。
 ということで、私はこの「思考のマネージメント」を壁と思っています。余裕のあるときに壊すなり登るなり穴を掘るなり無視するなりしようと思います。



◆もし、内面化された差別意識(刷り込み意識) があるなら、それとの自分なりの闘い方を教えてください。


 何かしらの差別意識を私自身が持っているということそのものに私が意識していないながらもおそらく持っているだろう、という場合がたくさんあるように思っています。それが何である「だろう」かをあえてここに書いてしまうと誤解の始まり…ということで書かないのですが、闘い方についてお話してみようと思います。
 私が終始一貫して努めようとしていること(実際できていないところ含めて)は、私が「体験している、しうるものの全ての記述」です。例えば、イヤぁーーなことに出くわしたとき、そのとき、何かしらの文句を言うために考えたり、自分の感情とのやりとりをしますよね。そのときのアイディアや思考法はまさしく人により様々だと思うのですが、私は「何をそこで体験したかを意識する」ようにします。どのような気持ちが出てきて、それはどこのどういった場面で出てきたのか、その場面をそういった場面と捉えたのは私がそれを何と認識したからなのか、細かく、一瞬一瞬を追っていくのです。そうすると、どこを確認すべきか、どこがおかしいかが細かく見えてきます。それを使って文句を言うのです(文句じゃなくてもいいんですけど)。
 内面化された差別意識も同様に、「私」がなぜそのように認識しているのか、丁寧に細かく追っていきます。それは目で見たときに生じる?、耳で聞いたときに生じる?、人と話した内容からそういった認識が作られてる?、それが生じるその状況はどのようなものだった?あるいは、自分で感じている自らの差別意識が(例えば、場所や時間や空気などの)状況によって変わってくるときがあるとしたらそれはどんなとき?などなど…。そうすることで、内面化された差別意識はより意識化できるでしょうし、それによって、どこに解決のキーがあるかも見えやすくなってくると思います。ただ、失敗しているときもありますし、失敗していることに気づかないこともあると思いますが(それでいいのか)。
 こうした方略で闘っていけるかな、と思っています。



◆もし、予算等は気にせずに、自分の好きなフロートを作っていいことになったら、どんなフロートを作りたいですか?


 私は刺激的なフロートが好きなので、「アンチマリアージュ(反婚)フロート」や「シングル差別反対フロート」、「くたばれ家父長制フロート」をやりたいですね。逆にそれに対して「マリアージュフロート」や「カップルフロート」を作り、耳と目で分かるスパイシーな状態を作り上げ、私自身は「シングル差別反対フロート」として闘ってみたいです。
 ちなみに、私は男性が性的指向で、ポリー(Poly)です。つまり、ポリアモリーという、複数の人と関係を持つ生き方をしています。ただ、私はポリーでも、交際関係もしない(まして婚姻関係もしないというかできないというか)、性行為関係はあり、(切りどころがありませんが)恋愛関係もあり、といった感じのあり方です。誰かと付き合ったり結婚もしないけど、誰かとセックスをしたり、恋愛したり愛し合ったりは複数の人としますよ、ということです。
 なので、「カップル」というものが得したり、「結婚してる人」が得したりというのは、「ちょっと待って」なんですね。「彼氏ができた・彼女ができた・彼なんちゃらができた」が「祝福される状況」は依然としてシングルを窮地に立たせています。
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